目の健康

神戸三宮 松葉眼科 目の健康

中高年の視力障害について

平成18年度第7回ろうあ者市民講座~目の病気について~このページは、神戸ろうあハウスデイサービスサービスセンター健康教室が催した「平成18年度第7回ろうあ者市民講座~目の病気について~」で、松葉眼科院長松葉賢一が講演した資料に基づいています。


中高年の視力障害

高年齢になるにつれて色々の病気になり易いですが、目にも病気が出て来ます。目は情報の大部分を得る大切な器官です。

今後の質の高い生活を送るために視力の保持は重要です。高齢者に多く見られる代表的な目の病気についてお話しします。

白内障

原因

目の中の水晶体が加齢により濁る病気で、誰にも起こります。

症状

「目がかすむ」「物が2重、3重に見える」等の訴えがあります。

検査

細隙灯を用いて水晶体を詳しく調べます。更に詳しくは散瞳検査を行います。

治療

点眼による薬物療法がありますが、完治は困難です。そのため白内障では「眼内レンズ挿入術:が最も確実な治療法になっています。

現在では、日帰り手術も可能です。

緑内障

原因

視神経が障害されて視野が狭くなります。原因によって 3つに分けられます。

  1. 原発開放隅角緑内障
  2. 正常眼圧緑内障
  3. 原発閉塞隅角緑内障

症状

視野が狭くなります。

検査

眼底検査で視神経の状態を調べます。

  • 視野検査
  • 眼圧検査

治療

眼圧を下げることが基本です。

点眼薬にはいろいろの種類があり、組み合わせて目標の眼圧に下げ、その視神経の障害が進まないようにすることです。

薬で十分効果のない場合には

  1. レーザー治療
  2. 手術治療

が必要となります。

糖尿病性網膜症

原因

糖尿病で高血糖の状態が続くと、全身の細い血管が障害されます。目の奥の網膜の毛細血管が障害され、網膜に様々な以上を引き起こします。

症状

  • 初期:小さな出血、白斑が見られる
  • 中期:白斑や視細胞のむくみが見られる
  • 後期:新生血管とともに大量出血や網膜剥離を起こす危険がある

検査

  • 眼底検査
  • 蛍光造影撮影
  • 血糖の状態

治療

  • 食事療法、運動療法による血糖のコントロール
  • レーザー治療
  • レーザー治療+手術(硝子体手術)

加齢黄斑変性

原因

加齢によって網膜の中心部の黄斑部に障害が起こる

症状

  • ゆがんで見える
  • 視野の中心が見えにくくなる
  • 視力が低下する

検査

網膜の内側の色素上皮細胞に老廃物がたまり、そこに炎症が起こり、さらに網膜の外側の脈絡膜から新生血管が伸びてきて、出血や血液の漏れが出て、網膜が障害を起こします。

治療

新生血管が中心を外れていると「光凝固」で新生血管を焼きつぶします。
新生血管が中心にある場合は「光線力学療法」を行います。

 

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