
2008年8月12日(火)付けの毎日新聞の「くらしナビ医療」のコーナーに、「緑内障見逃さない・似た症状、時期…眼底検査が必須」という記事が掲載されていました。
目は、水晶体自体の弾力と、
その周囲の毛様体筋という筋肉の調整で、水晶体の厚みを変えて、ピントを合わせています。
近くを見るときは、水晶体が厚く膨らみますが、老眼は膨らむ弾力性が失われ、近くが見えにくくなる状態で、40代以降、誰もが発症するもので、予防はできません。
従来の老眼の矯正は、老眼鏡が大半でしたが、視力矯正にコンタクトレンズを使った世代が老眼になり始めました。
チバビジョンの推計では、2007年の視力矯正人口は、約7540万人で、うち25%がコンタクトレンズ利用者でした。
「老眼と悟られる」と、老眼鏡の使用をためらうコンタクトレンズ利用者は多いです。
解決策に、以下の3つがあります。
①近視用コンタクトレンズの度数を弱め、遠くは見えないが近くは見やすい状態にする
②左右で違う度のコンタクトレンズを入れ、人為的に不同視にする
③遠近両用コンタクトレンズにする
①は矯正に限界があり、②は不同視自体の欠点があり、きちんと両目でものを見られる③が有力です。
所敬東京医科歯科大学名誉教授は、「現状では、遠近両用コンタクトレンズに遠近両用メガネほどの見え方を期待するのは無理。遠近ともまずまず見えると考えて欲しい。」と話しています。
「老眼か」と感じたときに気をつけたい点は、40代から急に増え、20人に1人が発症する緑内障を見過ごすことです。
以前は、緑内障の海は眼圧検査で調べることが多かったのですが、日本人の患者の7割は眼圧が正常なタイプです。
「初期の緑内障は、老眼と同様の症状だ。安易に老眼と決めつけてはいけない。眼底検査を必須に、定期的に診断を受けて欲しい」と所さんは強調しています。
>>毎日新聞より「緑内障見逃さない 似た症状、時期…眼底検査が必須」」の記事をPDFで見る(クリックすると拡大します)