
2008年4月6日(日)付けの朝日新聞の「あしたを考える」のコーナーに、「医師不足・地域は限界」というタイトルで、病院閉鎖や急患ドミノ倒しの記事が掲載されていました。
長野県千曲市では、3月末に医師不足のために病院が閉鎖されました。
地域医療を支えてきた病院でしたが、2006年から医師不足になり、大学などをまわっても、大学でも医師が足りず、病院閉鎖へと追い込まれました。
ひとつの病院の崩壊が、ドミノ倒しでほかの病院の負担も増やすことになり、救急搬送の患者が急増し、「限界に近い。うちが倒れたら地域医療が崩壊する」と救急担当医は危機感を抱いています。
地域を医師不足の大波が襲ったのは2004年の免許をとった直後の医師の臨床研修制度の始まったときからです。
しかし、研修制度だけではなく、以前から、産科や小児科などで医師数が不足していました。厚生労働省が報告書ではじいた必要医師数は、2004年時点で26.6万人だが、実際に診療する医師は25.7万人と9千人足りません。2010年には、1万4千人不足に広がる計算です。
小山田恵全国自治体病院協議会会長は、「今の危機は、医療費を抑制し、医師数を削ってきた政策のつけだ」と言っています。
>>日本経済新聞より「上皮の病気で実用化」の記事をPDFで見る(クリックすると拡大します)